注文住宅と建売住宅の違いとは?それぞれのメリット・デメリットを知ろう!

公開日:2023/02/15  最終更新日:2023/01/24


結婚や出産を機に、新築一戸建ての購入を検討する方が多いのではないでしょうか。そこで迷いがちなのが、建売住宅と注文住宅のどちらを購入すべきかについてです。同じ一戸建てではあるものの、求める住環境によってどちらを選ぶべきかが変わります。そこで本記事では、注文住宅と建売住宅の違い、さらにどちらがおすすめかについて解説します。

注文住宅を建てるメリット・デメリット

注文住宅の醍醐味は、自由度の高い家づくりができることです。住環境に求めるものは人によって異なりますが、中にはシアタールームを設けたい、庭でBBQをしたいといった理想を思い描いている人も多いでしょう。注文住宅の場合、土地探しからハウスメーカー決め、さらには間取りや内容、外観デザイン、エクステリアまですべて施主が自由に決められます。

細かい部分ではカーテンレールの長さや巾木の色、雨樋の色まで決められるのです。家に対して強いこだわりがある、何十年も住む家は家族のライフスタイルに合うものにしたいという方にとってはメリットが多いでしょう。

しかし、注文住宅は自由度が高い分、建築費用が高額になりがちな点がデメリットです。同条件の建売住宅と比較すると数百万円高くなることがあり、住まいにあまりお金をかけたくない方にとっては不向きかもしれません。

また、土地探しから始まり、複数回の打ち合わせを行い、施工期間を経て家が完成します。土地探しから始める場合は引き渡しまでに少なくとも8か月程度、長い場合は2年以上かかることもあります。さらに打ち合わせ期間中は、ほぼ毎週時間をとらなければならない、完成するまで実物をチェックできないといった点もデメリットとして挙げられます。しかし、完成まで時間と手間がかかる分、愛着のある住まいになるのは注文住宅ならではの魅力でしょう。

建売住宅を建てるメリット・デメリット

建売住宅のメリットは、リーズナブルな価格で新築一戸建てが手に入ることです。建築士が家族像をイメージしながら住まいづくりを行っており、価格はリーズナブルでも暮らしやすさに配慮されています。また、完成している物件を見学してから入居できるため、暮らしている様子をイメージしたうえで購入を検討できます。さらに、土地と建物をセットで購入できるため、検討から購入、入居までのステップをスムーズに進められます。建売住宅の場合、検討し始めてから入居するまで1~2か月ほどのケースが多く、注文住宅と比較すると短い期間で住み始められるのが分かるでしょう。

ただ、建売住宅はすでに完成している物件を購入するため、自由度が高くありません。間取りを変更したり、好きな住宅設備を採用したりすることはできないのです。設備のグレードも安価なものから中級グレードまでのものが大半のため、住環境にこだわる方にとっては満足できないことがあるでしょう。

また、購入が決まるまでに多くの人が見学に来ている、周辺に同じような物件が多くなりがちであることもデメリットとして挙げられます。建売住宅は建築コストを抑えるために、建築部材を一括で購入し、購入した部材を使って周囲に似たような建売住宅をまとめて建てるケースが多いです。周りの住宅と被りたくない方にとっては、デメリットに感じられるでしょう。

購入するなら注文住宅と建売住宅どちらがおすすめ?

注文住宅と建売住宅はどちらがよい・悪いというのはありません。ただ、住まいに求める要素は家庭によって異なるため、自然と選択肢が絞られます。たとえば、子どもが小学校に入学するまでの半年以内に一戸建てに引っ越したい、できるだけ安い価格で家を購入したいという方には建売住宅が適しているでしょう。

反対に、住まいに対するこだわりが強く、時間とお金がかかるのは分かったうえで家づくりをしたい方にとっては注文住宅がおすすめです。海外の住宅設備を取り入れたい、中庭を設けたい、30畳以上のLDKにしたいといった要望は注文住宅でしか叶えられない可能性が高いです。

ただ、家づくりにかけられる予算は決まっているでしょう。予算があまり多くない場合、注文住宅にしてもほとんど希望を叶えられず、コストパフォーマンスの悪い家づくりになってしまうことがあります。住環境に何を求めるかをきちんと決め、予算を加味しながら慎重に検討しましょう。家は一生の中でもっとも高額な買い物といわれています。簡単に買い直せないため、後悔のない選択をすることが大切です。

まとめ

新築一戸建ての購入を検討する際、注文住宅と建売住宅のどちらにすべきか迷う方も多いでしょう。どちらがよい・悪いというのを決めることはできませんが、住環境に何を求めるかによって適した選択肢が変わります。たとえば、手間と時間をかけて、こだわりの住まいを実現したい方におすすめなのは注文住宅です。一方、住環境にあまりお金をかけたくない、入居までの手間を省きたいという方には建売住宅が適しているでしょう。つまり、住まいに何を求めるかを明確にして、どちらにすべきかを検討することが大切です。

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