中庭のある暮らし!注文住宅に中庭を設けるメリットとは

公開日:2022/06/01  最終更新日:2022/06/17

中庭

近年、家の中心部に中庭を設ける設計が注目を集めています。家の中でありながら、家の外という不思議な空間が、家族でくつろぐ癒しの場となるようです。また、家にいながら、ちょうどよく自然を感じられる点も人気の理由でしょう。今回は、中庭のある暮らしをしたいと考えている方に向けて、中庭を設けるメリットとデメリットを解説します。

中庭とは

まず、中庭の定義をご説明します。中庭とは、建物や壁に囲われた庭を指です。一般的に中庭と聞くと、口の字型住宅の中心部に位置する庭を思い浮かべるかもしれません。しかし、コの字型やL字型の住宅であっても外構塀と組み合わさることにより、高いプライバシー性とセキュリティーが確保できている場合は中庭と定義されます。

コートやパティオとの違いは?

外国語で中庭を意味するコートやパティオという言葉も聞き覚えがあるかもしれません。これらは建築様式などの違いから別物と思われがちですが、基本的な意味合いは中庭と同じです。

採光や通気性などメリットが多い

ここからは、中庭を設けるメリットを解説します。代表的な5つのメリットを挙げているため、ひとつずつ確認しましょう。

自然光や風を取り込むことができる

中庭を設けると建物の表面積が増えるので、窓などの開口部を多く配置できます。とくに中庭に続く窓は、大きな掃き出し窓を採用するため、その分たくさんの光や風を取り込むことが可能です。

家の方角に関係なく、どの部屋にもまんべんなく光が差し込み、さらに通気性がよいというメリットは、健康的で快適な暮らしを約束してくれるでしょう。また、窓が多く開放感があるため、実際よりも部屋が広く見えるというメリットもあります。

プライバシーが確保できる

中庭に面する壁に大きな窓を配置すれば、道路側に大きな窓を設置する必要がないため、プライバシーが守られやすいといえます。通行人や隣の家からの視線を気にすることなく生活できるでしょう。また、中庭は屋外空間であるものの、家の中からは目が届きやすく、外からは見ることができません。小さな子どもを安全に遊ばせたいという方には最適です。

セキュリティーに優れている

道路側に大きな窓を配置しない場合、空き巣などが家の中に進入しづらいため、防犯に役立ちます。ただし、コの字型やL字型の家と外構塀を組み合わせて中庭をつくっている場合、庭に入られる可能性があるので注意が必要です。

家と庭に一体感がある

建物で庭を囲っているため、中庭も家の中の一部のような一体感があります。リビングで過ごすかのように、リラックスしてくつろぐことができる屋外空間となるでしょう。リビングと中庭の段差をなくしておけば、晴れた日にはひと間続きのように使うこともできます。自然をすぐ近くに感じられるリビングに早変わりです。

家族との距離感がちょうどよい

大きな窓越しに部屋が向かい合わせで存在しているため、どの部屋にいても家族の気配を感じやすいといえます。その一方で、間に中庭を挟むため、部屋同士は適度に離れている環境です。家族で時間を共有したいとき、自分時間を過ごしたいときなど、そのときどきで家族とちょうどよい距離感を保つことができるので、2世帯住宅の間取りにも向いているかもしれません。

費用面や動線などのデメリットもある

ここからは、中庭を設けるデメリットについても確認しましょう。

建築費用が高い

まず、敷地内に庭をつくるスペースが必要なため、その分広い土地を購入しなくてはいけません。また、中庭にした場合、建物の表面積が広くなり窓も増えるので、外壁材やサッシなどにかかる費用も高くなってしまいます。建物の表面積が大きいほど建築費用は高くなると覚えておきましょう。

冷暖房効率が悪い

窓が多ければ多いほど、断熱性能は不利になります。窓の少ない住宅に比べると、光熱費が高くなる可能性があるでしょう。

機能的な生活動線が難しい

建物が中庭を囲んでいるため、シンプルで機能的な生活動線を配置するのが難しいといえます。中庭を突っ切って直線的に動ければよいのですが、雨の日などは家の中をぐるりと回らなくてはいけません。間取りを決める際に、キッチンや洗面室など、とくに家事に関わる部分の配置をしっかり考えておくことが重要です。

中庭に湿気や熱がこもりやすい

壁で囲まれている中庭は、風の通り道がなく熱がこもりやすいというデメリットがあります。壁の一部に隙間をつくるなどの工夫をするとよいでしょう。また、適切な排水設備がない場合、雨水などの水はけが悪くなり、湿気がたまってしまうので注意が必要です。

中庭つき住宅を建てるのであれば、デザイン性だけを重視するのではなく、こういった知識もある業者に依頼することをおすすめします。

 

今回は、家に中庭を設けるメリットとデメリットについて解説しました。プライバシーをしっかり確保することができ、自然の光や風をたくさん取り込める中庭つき住宅なら、心も身体も健やかに暮らせそうと思った方が多いのではないでしょうか?デメリットとして、中庭つき住宅は建築費が高いと前述しましたが、デザインやプランはさまざまです。興味のある方は、一度工務店やハウスメーカーに相談してみるとよいかもしれません。

 

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